肘の痛み

当院で多い肘の痛みは、肘の外側もしくは内側が痛むという患者様が多くいらっしゃいます。

主な原因としては前腕の筋肉が関係してきます。手首を反らせたり指を開く時に使う筋肉は肘の外側の出っ張っている骨（外側上顆）につきます。逆に手首を曲げたり指を握りこむ筋肉は肘の内側の出っ張ている骨（内側上顆）につきます。

この筋肉を過度に使いすぎたり、使い方が悪いと付着部である骨の部分に炎症が出てきて、痛みが出てきてしまいます。

テニスのバックハンドや、主婦の方でも何かを掴み持ち上げる時などに多く見られます。

手首や肘の使い過ぎで症状が出てきますが、使い過ぎ以外にも、使い方の問題もあります。仕事でも同じ作業をしているのに、症状が出る人と出ない人がいます。このように使い方や姿勢も大きな要因になってくるのです。

病院などでは痛み止めとシップが殆どですが、当院では手技療法をメインに施術致します。他にも電気治療なども行います。

それと上記で説明したように使い方や姿勢の問題も大きく関わってきますので、患部だけでなく全身を診る必要があるのです。猫背になっていないか、巻き込み肩になっていないか、骨盤は正しい位置にあるかなどを診ていきます。骨盤が正しい位置からズレていたり、首が前方に出て猫背になっていると手に行く血流が悪くなってしまいます。患部への施術ももちろん大事ですが、同じくらい姿勢へのアプローチも大事になってきます。

また使い方の問題もあります。なので家事や仕事時の動作をチェックして正しく使えているか分析します。機械や道具も正しい使い方で使っていないと壊れてしまうように、人間の身体も正しい使い方というのがあります。長年のクセで正しく使えていない方が多くいらっしゃいます。この長年しみ込んだ使い方を改善していかないとなかなか良くなってこないのです。ゆえに長期間肘が痛いという方が多くいらっさいます。